示現会の皆様へ

ある時からニュースの端に出てきたコロナウイルスという存在が、考えられないほどに暗雲の広がりを見せて世界的にも重大事となってしまっている。 3月1日の示現会総会後に特別委員会が開かれ、展覧会は準備の段階に入り、待ったなしの中で決断の時期を迎えた。出席した委員の多数から危機感を持った意見が出され、それをもとに第73回示現会展の中止を決定した。

その後、この時期の日展関係の各会も全て中止となっている。

思ってもみなかった事態となって展覧会のない初めての4月を迎えている。

後に続く巡回展もなくなった今、経験したことのないうえ先の読めない中でその活動において、支部、本部共に運営に関わる方々には戸惑いの中で大変な思いで立ち向かっている現状である。
この先には、個々於いて絵画制作に対しての自己研鑽を深めることはもとより、本部における研究会、各支部の活動において出来る限りに一応の対策を整えておきたいと思う。

この先、次の第74回展には改めて示現会の全員で力を合わせて希望を持って、より充実した展覧会を目指して頑張っていきたいと思います。
また、お互いに健康に留意してこの難事を乗り切って行きましょう

一般社団法人　示現会

理事長　

2020年作品研究会のお知らせを更新しました。

研究所のスケジュール（2020年4月）を更新しました。

詳しくは、研究所スケジュールをご覧ください。

皆様ご存じのようにコロナウイルス感染に関しては非常に厳しい状況になっております。

示現会では「ノー3密」（換気の悪い密閉空間、多くの人の密集する場所、近距離での密接な会話）を避ける不要、不急の外出などの自粛要請に基づき、３月２９日より４月１３日まで示現会会館を臨時休館といたしました。

さらにこの度、国の緊急事態宣言が発令されましたことを受け、引き続き示現会会館を休館といたします。

皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

なお示現会に関します問い合わせは、ホームページ表紙右下にあります「メールでのお問い合わせ」、または会館事務所電話（03-3824-9128）にてお願いします。

休館の期間　４月１３日（月）より５月７日（木）

✼ ５月７日以降に関しては、ホームページにてお知らせいたします。

2020年4月10日
一般社団法人　示現会

国立新美術館で、４月１日より開始の予定でありました第７３回示現会展は、今回の新型コロナウイルスの蔓延で中止といたしました。

70年余、営々と築いてきた示現会の歴史を区切らざるを得ない、非常に残念なこととなりました。出品者はもとよりご観覧者、関係者、ご家族等の安全と健康をお守りする観点からの決断でございます。

なお、来年同時期に開催いたします、第７４回示現会は示現会一同総力を挙げ、すばらしい展覧会を目指します。

なお、本展の中止により、支部に於ける巡回展は今年度実施いたしません。本展と合わせて、皆様のご理解をよろしくお願いいたします。

2020年4月10日
一般社団法人　示現会