第66回福岡巡回展は、例年通りの示現会と西日本新聞社との共催で行われた。会場は福岡会場である福岡市美術館と北九州市立美術館分館の二会場である。4月30日の福岡市美術館で行われた飾り付けには、東京より佐藤先生に来ていただいた。また5月20日の北九州市立美術館の飾り付けには、成田先生に展示指導をしていただき両会場とも展示作業後に作品批評をしていただいた。
大変勉強になった。今年の巡回展では、天候にも恵まれて福岡市会場では4,315名を、北九州会場では1,355名の入場者を記録したことがあげられる。この数は福岡においては、誇れる数であると思う。しかしその分、示現会への期待も大きくなってきていると考える。福岡支部は本年度より瀧井支部長になり研修の体制が変わった。鶴内研修部長が中心となって人物デッサン会や 樋口先生を講師に招聘しての夏季研修会など支部員の意見を取り入れながら研修を進めている。
展覧会を観に来てくださった方の 期待に応えられるように部員一丸となってよりよい作品を問い続けていきたい。
第一回公募展を巡回展と同時に開催しました。初めての試みで不安な思いでしたが、搬入数143点、展示数111点。近年入場者数が減少傾向でしたが、公募展3,161名、巡回展四798名となりました。お客様からもお褒めの言葉を沢山頂き、来年の出品希望者も多数申し出がありました。公募展開催については反対意見もありましたが、示現会をより多くの方に見て頂くという事からすると、まずは成功したのではないでしょうか。ただ今後の公募展の有り様をどうしていくかが課題ですが、示現会展の出品増加に繋がるよう努力したいと思います。北九州展では入場者数が減少し、会場の選択が出来ない課題が残りました。其々の持ち場でみな頑張っています。
福岡展は宮定先生、藤田先生の展示指導のもと開催。ギャラリートークの予定時間を前売り券等に記載し、初日に藤田先生の色彩の話も織り交ぜて行い、好評でした。北九州展は初めての会場で井上先生のご指導のもと開催。両会場共、地の利が悪い事と豪雨の為入場者数が例年の二割減となりました。会場確保も年々難しくなり、課題が山積みです。会員数も高齢化により減少がみられますが、前支部長、現支部長が改革に努力され、前向きに動き出した気配が感じられます。支部活動外ですが、夏の研究会には九州各支部から58名の参加。12月予定の有志作品展にも多数の参加希望がありました。今まで作り上げたものを大切にしつつ、失敗を恐れず一歩前に進もうという意見が出るようになりました。今出来る事から一人一人が努力していけば、見えてくるのではないかと思います。
「~中略~展覧会見せていただきました。大作揃いで一つ一つ丁寧に描いてありましたね。具象画は眼に心地よい刺激と感動を与えてくれます。拝見して充実した一時を過ごさせていただきました。今後とも意欲作を期待して居ります。~中略~」展覧会お礼のはがきの一文です。第63回福岡展は八月十七日より会場を福岡市美術館で開催しました。展示指導講師に樋口洋、中川澄子の両先生に来てもらい、展示指導を受けて飾り付けを滞りなく済ませることができました。今回は会場の都合で八月の酷暑の時期となり入場者の減少がありましたが、昨年県立美術館を使っての展覧会よりは三百人程増えることができました。
喜ばしい報告としては、入場者のうち、千人を超える人が入場券を買い求めて会場にお越しくださっていることです。福岡支部が地域に根付いた具象画文化を担っていけるように今後とも精進していきます。
第62回北九州展は好天に恵まれた5月12日9時30分より開催された。会場は例年通り北九州美術館本館企画展示室である。北九州展は今年で54回となり、半世紀にわたって培ってきた多くのファンが有るが、北九州、山口や其の周辺へと広く、所属員全員で啓蒙してきたかい有って今年最終日午前中雨に祟られたものの約3000名と言う多くの入場者を得た。 現在会員9名、準会員2名、会友4名の所属人員で次に向かって頑張っていきたい。
福岡展は5月26日より会場を福岡市立美術館より福岡県立美術館に替えて開催した。井上武、大渕繁樹の両先生に展示指導を受けて飾り付けを滞りなく済ませることができた。前回県美を使っての展覧会よりは300名程増えることができた。
支部では樋口先生を招聘して作品研究会を7月と2月に開催している。樋口先生のご指導に感謝申し上げたい