山形支部は、今年創立六十周年という記念の年であります。
本部示現会結成二年後の昭和二十四年に、初代会長飛塚安吉氏、二代会長細梅久彌氏達十名で白風会という名称で結成されました。途中平成四年に白風会を示現会山形支部に名称を改め、六十年の歳月が流れました。実に山形県としては、絵画研究活動団体の中心的勢力と言えます。
六十年の記念の年として何をなすべきか数年前から検討していましたが、結局記念画集発刊に全力をあげ、七月二十三日の巡回展山形支部展の折にささやかに記念の意味を各会員が胸にきざむことにし、本部からは成田禎介先生ご臨席のもと実施しました。今年の展覧会は観客数も増加し盛会に終えました。
山形支部としては、この記念の年をより意義あらしめる為には、会員の内容の充実が今求められているのではないかと思っています。
山形支部会員のレベルアップを願うなら、日頃の研鑽と個々の的確な目標設定がかかすことのできない課題であると思います。山形という地方都市のよさと、山形らしい人間関係の構築の上により上を目ざす支部として努力してゆかなければと強く感じています。
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