支部の諸活動の中で、文字通り全員が心を一つにして活動する年間最大の行事が巡回展の実施です。第六十三回青森展は、七月二十八日から八月一日まで、青森市民美術展示館において予定通り開催致しました。
今年の陳列作業は宮定真弓先生のご指導のもとに行われました。先生は会場に予備展示していた作品を一巡し「青森の作品を大事に考えましょう」の一声を発して、一階から四階まで大幅に入れ替えを指示し、引き続き二日間に渡って支部員の展示作品や持ち寄った作品等についてご指導をいただきました。宮定先生の一陣の風の如き精力的な動きと、鋭い批評、味わい深い数々の語録がとても印象的でした。
青森県内でも各美術館による大小の企画展や各団体の支部展、グループや個展等が連日新聞紙上で紹介されていますが、公募展の巡回展を毎年実施しているのは示現会だけです。それだけに、楽しみにして来て下さる方々も多く、喜びや激励の声をいただいたり、初めて訪れた方々からの感動の声やメモを取りながら長時間に渡って鑑賞する人等の姿に接すると、疲れも吹っ飛び、心地よい充実感を支部員一同で味わっております。
※写真をクリックすると拡大されます